バッティングセンターで左打席が少な過ぎる問題
今から4、5年前、高齢の男性が1人で切りもりしてるバッティングセンターでの出来事
そのバッティングセンターはもともと左打席が1つしかないんだけど
100キロという打ちごろのスピードのせいもあって結構長い間、小学生の男の子とその指導をするお父さんとで占領していた
右打席使うなら他のレーンでもいいじゃん!
そんな心の声は届かず3ゲームくらい待つ事になった
満を持してお金入れて打席に立ってボールを待った
ところが、機械の老朽化のせいかお金入れてもボールが来なかった
しょうがないのでそれを切り盛りしてる高齢の男性に言うことにした
「そうなんですか、最近たまにあるんですよね。ボールが出ないことが」
「ええ、さっきお金はちゃんと入れたんですけど」
「仕方ないですね、私が投げます」
えっ?
お前が投げんの?
いやいや
ないない
例えいいボール投げれても打球で怪我させても悪いじゃん
しょうがないので、その日は泣く泣くそのまま帰った
最近、近く通ったらまだ営業しててエモかった
そんな話はともかく
やっぱり左打者のレーンが少な過ぎる気がする
このバティンクセンターでは左打者用のレーンがあるのは5つの1つだけ
これは少ないように思えるのですが
どうでしょうか?
ここで右利きと左利きの割合なのですが、日本人だと左利きは11%程度だそうです
これからするとまあ妥当にも思えるのでが ちょっと待って下さい!
野球には右投左打や両打が存在する
そもそもバッティングにおいて右で打つか左で打つかっていうのは箸をどちらで持つかっていう程の違いはない
両手で持って打つんですから
そうなってくると一塁側に近いことや右投手の球を見極めやすいとこから左で打つ人が結構多い
実際、日本のプロ野球において 右、左、両打ちの比率は、54:42:4 という割合だそうだ
両打の人も左打席で練習したいはずだから46%は左打席を欲してるということになる
5つに1つはやっぱり少ない
プロは左の方が有利だから左に転向した人も多いから初心者が行くバッティングセンターで同じ感じにしろ というのは話が行きすぎかもしれないけど
やっぱり少ない
ところで
左打者ってそんなに有利なの? っていう疑問もある
左バッターが右バッターより有利な点
・一塁に1歩分近い
・右投手と相性が良い
・腰の回転と走り出す方向が同じ
これら点から、内野安打率は結構差が出てる。
右バッター全体で1.5~1.7%に対して、左バッターは2.4~2.6%。
歴史的ににも差はでていて シーズン打率歴代トップ10のうち、9名は左バッターな模様
一方で、ホームランにおいてだけは、左打者が有利とは言えない。
通算ホームラン数の歴代トップ20人のうち、左バッターは王貞治、門田博光、張本勲選手など5名しかいない。
そりゃだってホームランは打った後ゆっくりグランド回るだけだから、一塁に近いとは関係ないもんなぁ
もっというと、王貞治、門田博光、張本勲の3選手は、左投げ左打ちで、生まれた時から左利き。やっぱり、利き手が後ろにあるほうが遠くに飛びやすいということなんだろうか。
プロと違ってホームランを飛ばすパワーはアマチュアにはないから猶更、左で打って内野安打を狙えばいい気もする
ちなみに秋葉原のヨドバシカメラの屋上のバッティングセンターには結構左打席もあるみたいで、7打席中4打席は左でも打てるレーンなようです。