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【感想・あらすじ・採点】『エスター』

 

今日は映画『エスター』のあらすじと感想を書いていきたいと思います。

 

目次

 

 

 

 

 

 

あらすじ

妻ケイト・コールマンは流産するという悪夢を見る。

 

ケイトは3人目の子どもを死産していて、心の傷が癒えておらず、苦しむのを見た夫・ジョンは、孤児院で養女をもらおうと提案する。

 

孤児院でジョンもケイトも、エスターに好感を持ち、エスターを養女に迎え入れることになる。

 

女子孤児院のシスター・アビゲイルから経過観察のため電話があり、ケイトは、エスターが歯医者に行きたがらないこと、同級生のブレンダがケガしたことを告げる。

 

 

エスターはアビゲイルが自分を疑いだしたことに感づき、アビゲイル殺害。

 
ケイトはエスター疑い、エスターの私物の聖書を調べると、聖書の最後ページに〝サールン・インスティチュート〟というスタンプがあった。〝サールン・インスティチュート〟に電話すると孤児院ではなく精神病院だった。

 

ツリーハウス(木の上に作った秘密基地のようなもの)で、ダニエル(養親一家家の長男)はアビゲイル殺害の物証を探っていると、エスターはダニエルの目の前で証拠を焼き、ダニエルを閉じ込め、焼死を狙う。ダニエルは脱出するも、落下衝撃で気絶し、病院へ運び込まれる。

 

病院でエスターは、ダニエルの部屋に入ると酸素吸入器を外す。医師たちが駆け付け、ダニエルの蘇生に成功する。ケイトは病院で一泊することに。

ジョンはマックスとエスターを連れて、病院から帰宅。

エスターはジョンに色仕掛けをするが、ジョンは拒む。

病院に〝サールン・インスティチュート〟の医師から電話あり、エスターの本名は「リーナ」で、ホルモン異常の病気で、見た目は9歳だが、現在33歳で、エストニアで引き取られた先の家族を皆殺しており、1年前に精神病院を脱走し、行方不明になったことが判明。ケイトは、急いで帰宅準備をし、夫に電話が繋がらないので、警察にも通報。

 

その後、エスターは拒絶された憎しみからジョンをナイフで刺し殺す。

 

ケイトが帰宅。ケイトは夫の遺体を発見。

 

乱闘の末、ケイトはエスターを倒す。

 

 

感想

①ミスリーディングが良かった

オチが予想できなかったと言っている人の多くは最初の流産のシーンが印象に残り過ぎていて、流産した子の霊でどうにかなってると言うオチを考えていたようです。自分もそうでした。効果的なミスリードだったと思います。 
 

②序盤のテンポが悪さ(イライラ感)

自分は一度作品の序盤だけ見て面白くなくて断念し、その後友達の薦めで再度見て最後まで見たという経緯でこの作品を見ています。

この作品の序盤のテンポの悪さはやはり犯人が分かってて大したトリックも使ってないのに周りが気付かないことだと思います。

序盤の危機感がなく、どう言う方向性の話しなのか分かりにくい状態には批判的なコメントが多かったような気がします。

ストーリー後半の一部のシーンを最初の方にもってくればそう言った部分は解消てきるのでしょうか?そうするとサスペンス色が強くなる気もします。

 

 

③初見の時の違和感を後々振り返る

違和感が特に強かったのは、最初に見た時一番違和感があったのはエスターがジョンに色仕掛けをしたシーン。

  

「急にどうした?」っていうのと「だからってそこまでする?」っいうのがあったですけど、まあ順序だてて考えれば、この映画の設定を考える上で最初にあるのは養女を貰ったら実は33歳の女性で家族がめちゃくちゃになると言うところ。そうすると、エスターがジョンに思いがあるっていう動機の部分は最後の方に付け加えられた設定な訳だから違和感が出るのも当然といえば当然な気がしてきました。

 

タイミング的なところを考えるとクライマックスのネタばらしシーンだからっていうのが根本的なところでしょうが、物語的に考えるとエスターはダニエルの殺害に失敗してしまったので、ケイトがエスターの正体を知るか否かに関わらずエスターの悪事は全てバレてしまう状況にあったと言えます。そうすると、ジョンと結ばれるか否かに関わらず皆殺しにして逃げるしかないとも言えます。そうすると、ジョンに色仕掛けをしたタイミングは「殆ど最後のチャンスだったから」あのタイミングなったと言うことで説明がつくかと思います。

 

 

採点

10個の項目ごとに〇は1点、△は0.5点、✕は0点で採点していき、最後に合計します。

 

①設定・時代・場所・世界観に魅力があるか? ・・・△

流産の傷を癒す為に養子を貰うという発想が共感できなかったので△とします。

流産のシーンはミスリードとしては良かったのですが(^_^;)

 

②序盤からストリーの方向性は明確か? ・・・✕

後から考えれば、エスターの正体を暴きだし、エスターを倒すことだけがこの映画の目的であり、持つべき視点だったということがわかるのですが、序盤においてはそこまでの危機感やそれを考える必要性を感じません。

 

 

③序盤において視聴者を引き付けるだけの危機感・謎があるか? ・・・✕

序盤に危機感がなく、エスターの正体という点では謎は存在するのですが、それを考えるモチベーションが持てません。

 

④ストーリーが巧みに二転三転してるか? ・・・△

罪の口封じの為に罪を重ねるという展開はありがちだと思います。

また、養親を誘惑して拒絶されると皆殺しにするという習性の後付け感が否めないので△とします。

 

⑤伏線は回収されているか? ・・・〇

歯医者に行きたがらないことやリボンを常に着用していることなどの伏線が見事に回収されていると言えます。

 

⑥結末に説得力はあるか? ・・・〇

伏線が十分に回収されています。また、エスターを倒す際にマックスとケイトが手話を用いてコミュニケーションをとったことは序盤の材料を上手く利用しており、説得力があると言えると思います。

エスターの習性の後付け感は④で減点したのでここは〇にしたいと思います。

 

⑦結末に意外性はあるか? ・・・〇

エスターの正体が早めに分かったというレビューも見ましたが、流産のシーンがしっかりとしたミスリードになっているので〇にしたいと思います。

 

⑧個々のキャラクターやキャラクター同士の関係性に魅力があるか? ・・・〇

子役が特に可愛らしかったです。

マックスが耳が聞こえないため、エスターが入り込む隙があったという点は良かったと思います。

ケイトは早くからエスターの危険性に気づいているのに、信用されないという点もあるコール依存症であるという設定で説明されているのが良かったです。

 

⑨登場人物に心の成長はあるか? ・・・✕

こういう映画ではしょうがないかも知れませんが(^_^;)

 

⑩個人的にこの作品が好きか? ・・・△

 序盤のローテンポ感があまり好きではないです。

エスターが可愛らしかったので、✕とはせず、△としました。

 

 

計5.5点 

 

 

 

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

今日はこの辺で(^_^)/