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【感想・あらすじ・採点】『シックスセンス』

今日は『シックスセンス』のあらすじと感想を書いて行きたいと思います。

 

目次

 

 

 

主な登場人物 

マルコム

敏腕の精神科医。ヴィンセントが治療できなかったことを後悔している。

 

ヴィンセント

マルコムが治療できなかった患者。物語冒頭に現れ、マルコムに対して発砲する。

 

アンナ

マルコムの妻。ヴィンセントの事件以来、マルコムに冷たい。

 

コール

ヴィンセントに似た症状がある少年。幽霊が見える。

 


あらすじ


児童精神科医・マルコムは元患者のヴィンセントに腹を撃たれ、その際、ヴィンセントは自殺。

 

ヴィンセントを救えなかったマルコムは1年後、似た症例の少年・コールに出会い、治療を開始。

 

コールはマルコムに、幽霊が見えると言う。

 

最初は妄想だと思ったマルコムだが、本当に幽霊が見えていると気付き「幽霊の願いを聞いてやれ」とアドバイス。

 

コールはキラという少女幽霊の願いをかなえた。

 

マルコムは自分自身も死んでおり幽霊だったことに気づいて、妻のアンナに別れを告げた。

 

 

 

 感想

 

私はこの映画、友達に勧められてみたのですが、薦めたくなる気持ちの分かるいい映画だったと思います。

 

以下、細かく書いて行きます。

 

①ヴィンセントの存在

ヴィンセント役のの俳優さんは、役作りの為に19キロも減量したらしいです。私も見習わねば(*^_^*)

 

ストーリー冒頭で自殺してしまうので登場時間は短かったのですが非常に役割は大きかったように思います。

 

一般にストーリー前半で大事なのは観客の危機感を煽り、物語に引き込むことだと思います。

 

ヴィンセントの一件は、コールの病気をを治すことに、ヴィンセントを治せなかった後悔とコールもヴィンセントのようになるかもしれないという危機感という要素をプラスしています。

 

さらに、ストーリー後半部分でもコールの病状を解く手掛かりとしてヴィンセントのテープが登場します。

 

そういった意味で、前半のツカミと、後半のオチ 一粒で二度おいしい存在だったなと思います。

 

②ホラーに分類されてたけど

レンタルビデオ屋さんではホラーの棚にあったし、幽霊の話なのでそれも分かります。

 

だけど、最後のコールと母親が話すシーンとかは結構「お涙ちょうだい」というような感じで、ヒューマンドラマ的な要素も強かったと思います。

 

ちょっと変わった人間、それによるコップレックスと誤解、心の壁そういうものが解けて行く過程だったと思います。

 

マルコムが最初からものに触れていないなど様々な伏線があり、そういった細部拘りも素晴らしかったと思います。

 

ただ、20年近く経ってもこの作品が愛されているのはそうした人間の心の部分というかヒューマンドラマとしての側面を入れ込んだからだと思います。

 

 

 ③惜しくもアカデミー賞は逃すも

上映から20年経ってもレンタルビデオ屋で平置きされ、プッシュされているのを見かけたりする本作ですが、ノミネートこそされましたが、アカデミー賞はとっていないそうです。

 

ホラー映画は権威ある賞をとれないのが常なようです。

ノミネートされただけでもすごいことで、アカデミー賞に絡んだのホラーサスペンスとしては『エクソシスト』、『ジョーズ』、『羊たちの沈黙』などがあるようです。

 

ちなみに『シックスセンス』がノミネートされた年の受賞作品は『アメリカン・ビューティー』だそうです。

 

採点

10個の項目ごとに〇は1点、△は0.5点、✕は0点で採点していき、最後に合計します。

 

①時代・場所・世界観に魅力があるか? ・・・△

医者が子供を治療するという設定自体はそんなに珍しくないと思うので△にしたいと思います。

 

②序盤からストリーの方向性は明確か? ・・・◯

コールを治療するというコンセプトはハッキリしています。

 

③序盤において視聴者を引き付けるだけの危機感・謎があるか? ・・・△

コールを治せないとコールもヴィンセントのようになるかも知れないというぼんやりとした危機感はありますが、それはさほど切迫したものではなく、ヴィンセントのシーン以降の前半の展開は比較的ゆったりしたものに感じました。

ただやはり、ヴィンセントの登場したシーンのインパクトから、後半どのように影響してくるか期待感があったので△にしたいと思います。

 

④ストーリーが巧みに二転三転してるか? ・・・✖️

コールを治すという当初の目的以上のストーリーが発展はないと言えます。

 

⑤伏線は回収されているか? ・・・◯

作品のDVDでは監督による解説が収録されています。その中でマルコムがヴィンセントの事件以降、物に直接一度も触れていないなど、様々なマルコムが幽霊であることの伏線があったと解説されていました。

こういった伏線を確認する為に結末を知った上でも見返したくなる映画であると思います。

 

⑥結末に説得力はあるか? ・・・◯

マルコムが幽霊だった言う結末は、伏線も十分に回収でき、説得力のある結末だったと言えます。

 

⑦結末に意外性はあるか? ・・・◯

マルコムが生きているかのように描かれており( 実際の男優さんは生きている訳ですから当然そのように見えますが(^_^;) ) 、

 

⑧個々のキャラクターやキャラクター同士の関係性に魅力があるか? ・・・◯

特にヴィンセントのキャラクターが好きでした。私も彼を見習ってダイエットしたいと思います(^_^;)

 

 

⑨登場人物に心の成長はあるか? ・・・◯

このマルコムとコール、どちらにも心の成長があったように思います。

特にコールの最後の母との対話のシーンはかなり感動的でした。 

 

 

⑩個人的にこの作品が好きか? ・・・◯

良い映画だと思います。 

 

 

計8点

 

 

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

『シックスセンス』は人に勧めることが出来る素晴らしい映画だと思います。

 

今日はこのへんで(^_^)/