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【感想・あらすじ】映画『ソロモンの偽証』

 

今日は『ソロモンの偽証』のあらすじと感想を書いて行きたいと思います。

 

 

主な登場人物

藤野涼子(主人公)…学校内裁判を提案。検事役
野田健一…柏木の遺体の第一発見者。弁護助手。
柏木卓也…彼の死因が自殺か他殺が争点、
大出俊次…容疑者。有名な不良。被告人。
神原和彦…他校の中学生。弁護人役
三宅樹里…自称事件の目撃者。大出俊次が犯人と告発状を書く
井上康夫…秀才。判事役

あらすじ

1990年12月25日。
観測史上6番目の積雪を記録した朝、中学2年の藤野涼子と同級生の野田健一は、同級生・柏木卓也の死体を発見。

 

柏木卓也の死因は転落死で、警察は自殺と断定。


その後、涼子の家と校長に大出らが柏木君を殺したとする告発状が届く。

 

告発状の送り主は、涼子の同級生・三宅樹理と浅井松子と分かる。


6月半ば、野田から電話があり、涼子は他校の生徒で柏木の小学校の友人の神原和彦と出会う。神原も柏木の死に納得がいっていない。


涼子は学校で裁判をすると決意し、卒業文集のテーマを決めるために生徒が体育館へ集まった日、涼子は学校内裁判を提案。

 
8月15日、弁護士役に神原、検察官役は涼子、判事は井上康夫、陪審員も決まり、裁判が開かれる。

 

 大出宅を訪問した放火犯により大出のアリバイが立証される。

 

神原の証人尋問で、柏木が、神原を絶望させる為に神原のゆかりのある地を巡らせるゲームを持ちかけていたことが判明。

 

その意に反して、神原は家族との楽しかった思い出を思い出したと言った。

 

それを聞いた柏木は何故か自殺した。

 

 

感想

①特に前半面白かったです。 

特に前半面白かったです。

 

他の人のレビューを見ると、後半のオチに納得が行かないと言う意見が目立ちました。

 

これは映画予告編などで、衝撃のラストシーンがあるような煽りをしているためかなとも思いました。

 

ただ、原作の方を読まれた方のレビューでもオチに納得いっていないと言うものが結構あったので、まあ、やはり原作の段階でオチに少し問題があったのではないかとも思いました。

 

 

 ②『ソロモンの偽証』というタイトル

非常にインパクトのあるタイトルですよね。タイトルに関するインタビューを引用させて頂きます。

 

聞き手:ソロモン王というのは、神託を受けて人を裁くことを許された人物。それを「偽証」で受けたタイトルですが。


宮部:私の場合、いつもアイデアと一緒にタイトルが出てくる。これが同時に出てこない作品って、大抵ポシャるんです。今回は幸いにも全くブレなかった。敢えて説明してしまうなら、そうですね、最も知恵あるものが嘘をついている。最も権力を持つものが嘘をついている。この場合は学校組織とか、社会がと言ってもいいかもしれません。あるいは、最も正しいことをしようとするものが嘘をついている、ということでしょう。

 

学校や警察組織という権力が隠そうとした真実を学校裁判をして暴くと言うことなのでしょうか。

 

 

③シュッとした鈴木福君のような柏木君が自殺した理由が良く分からない

一番重要なオチのような部分なのですが、ちょっと自殺の理由が良く分かりませんでした。

 

原作の方も読んでみたいと思います(^_^;) 

 

宮部みゆきが構成15年、執筆9年かけている訳ですから。 

 

 ④ 他校の生徒があれだけ首を突っ込んで来るはやっぱりおかしい(^_^;)

神原君はどうしても他校の生徒じゃなきゃいけない理由が良く分かりませんでした。

 

他校の生徒があれだけ話に入ってくるのはやはり不自然な気がします。

 

⑤ 韓国ドラマ化するらしいです。

韓国ドラマの方は見ていないのですが、ドラマとか映画に関しては凄く韓国は力を入れているような気がするので上回ってくるんだろうなぁとは思います。

 

韓国ドラマとかたまに過剰演出だなと思うことはありますが、凄くテンポが良く見やすいものが多いように感じます。

 

特に危機感の煽り方が上手いです。

 

日本の映画やドラマはどうしても、役者の格によって展開が読めてしまうことが多いような気がします。かと言って西洋の人には感情移入できない。そういった人には韓国ドラマは非常おすすめです。

 

⑥ U2の曲の件

主題歌がU2の 「With or Without You」だったのですが、これが全くあってなかったと思います。

 

なぜこれなんだと正直思いました。

 

U2は勿論、最高のバンドであって「With or Without You」は代表曲なのですが、映画の雰囲気とあって無さすぎて、笑いを取りに来てるのかなあとさえ思いました。

 

⑦ 現在の校長「あれ以来うちの学校ではイジメも不登校もないんですよ」←クソくらえ

最後のシーンで現在の校長がこんなことを言うのです。

 

子供向けの戦隊ヒーローだって一年間かけて、ラスボスを倒したとしても、すぐに新しいシリーズが始まってすぐに新しい悪が登場するくらいのリアリティーがあるのに(^^;)

 

なんであんな台詞を最後にもってきたのか理解しかねます。

 

おわりに

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

今日はこの辺で(^-^)/