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【感想・あらすじ】映画『フィッシュストーリー』


今日は『フィッシュストーリー』のあらすじと感想を書いて行きたいも思います。

 

 

主な登場人物

岡崎:ロックバンド、逆鱗のプロデューサー

 

 繁樹:逆鱗のベーシストでありリーダー

 

五郎:逆鱗のボーカリスト

 

雅史:コンパの帰りに強姦に立ち向かう

 

フェリーのコック:雅史の息子であり、シージャックで麻実を救う

 

麻実:修学旅行中、フェリーで寝過ごしてしまう。凄い数学の才能がある

 

 

 


あらすじ


(注意:この作品は「1953年」「1975年」「1982年」「1999年」「2009年」「2012年」というパーツに分かれて複数の話が併行して進み、最後に1つに繋がるという仕組みです。このあらすじで、単純に時系列順に整理しました)

1953年
翻訳者不足の出版社は、ハーフのような顔つきの男を翻訳者として採用するが、そのお琴はハーフではなく英語がまるで理解できなかった。

できあがった本は『フィッシュストーリー』というタイトルで出版されるが、内容がまるで違っていたので回収される。「fish story(フィッシュストーリー)」とは「ほら話(釣り師がおおげさに手柄を語ることから)」という意味だが、翻訳した男は「魚の話」だと思い、終始そのように訳していた。

その騒動で岡崎の叔母が勤務していた出版社は潰れ、岡崎は『フィッシュストーリー』を一冊もらう。

 

1972年
〝逆鱗(げきりん)〟のメンバーは、リーダー兼ベースの繁樹を筆頭に、ボーカル・五郎、ギター・亮二、ドラム・鉄矢の4人で構成されてる売れないパンクバンド。

社長から「次のアルバムが最後」「ボーカルの五郎だけならソロとして残してもいい」と言われ、最後のアルバムのメインとなる曲が作れてなくて焦る繁樹に、岡崎は他界した叔母から貰った本『フィッシュストーリー』を手渡わたす。

繁樹は本に触発され、歌詞を書き、曲名は本と同じ『FISH STORY』にする。


間奏の際、ボーカルの五郎が喋ったが、岡崎が録り直しを指定せず、間奏の1分間だけ無音にして発売した。

 

1982年
大学生・雅史と友人の健太郎はコンパに向かう途中、車のカセットプレーヤーで〝逆鱗〟アルバムの曲をかける。

 

『FISH STORY』の間奏に女性の悲鳴が入ったため消して1分間の無音となったが、なおもそこに女の悲鳴が聞こえるという都市伝説があるという。


そのコンパの帰り、〝逆鱗〟の『FISH STORY』がプレーヤーに入って再生され、夜の山の中で1分の無音が怖くてトンネル手前でエンジンを切った雅史は、女の声が聞こえ、強姦魔に強姦されそうになった女性を発見する。

 

雅史は、棒切れを拾って引き返して強姦魔に殴りが強姦魔に反撃される。

 

女性が大きな石を拾って強姦魔に殴りかかり、女性が勝つ。

 

二人は、恋に落ちて結婚し、男の子が生まれる。

 

1999年 『ノストラダムスの大予言』による、恐怖の大王が襲来する、7の月〕
宗教家・谷口は信者たちを連れて「これが最後の太陽だ」というが、翌日も何も起きない。
そもそも予言が書かれた月と現在とでは、10年ずれている。

2009年
女子高の修学旅行で「神戸発、東京経由、苫小牧行き」のフェリーに乗った女子高校生・麻美は、居眠りしている間にフェリーを降り損ねる。

東京を発ったフェリーは北海道・苫小牧まで止まらない。

泣いている麻美を慰めようと、フルーツタルトを持ってきた若い男性のコックが、北海道までの間、笑える話をするという。

そのコックは昔、父から「正義の味方」になるように育てられたという。

フェリーがシージャックに遭遇。

シージャック犯は「ノアの方舟」と名乗り、新世界に向けて旅立つと言いっている。(先ほどの宗教団体のメンバー)


コックは雅史の息子で、いつか世界を救うのだと思われ、幼少期から訓練を受けていた。

コックは、シージャック一味に立ち向かい、1人で全員を倒す。麻美は助かる。

2012年
巨大な彗星が地球に近く。アメリカの宇宙船が半年前に彗星に核爆弾を埋めこんだが、不発に終わり、宇宙船も生還しなかった。

 

世界中が最後の避難を果たしたものの絶望したムードの中、宗教家・谷口は電動車椅子で街を闊歩する。

レコード屋が営業しているのを見つけ、谷口は、レコード屋の店主(岡崎の息子)と客が普段どおりの会話をしているので驚く。

店主は〝逆鱗〟のレコード『FISH STORY』を流す。

あと1時間で彗星が地気球にぶつかるという時、半年前のアメリカの宇宙船が埋めたとされる核爆弾を誘爆させるミサイルを発射するため、インドの宇宙船・アルン号が出発。

埋め込んだ核爆弾にミサイルを命中させることの成功率は0.000013%とも言われていたが、ミサイルは発射されて核爆弾に当たり、彗星は空中で飛散して粉々になる。

地球は救われた。

インドの宇宙船・アルン号の中には、2009年にコックに救われた麻美がいた。

麻美はその後大学に進学し、数学系で天才的な能力を発揮し、そして、ミサイル発射角度軌道計算の役を担っていた。

 

感想


①テンポ感が面白い!

とても面白かったです。

テンポで騙されたというか、まだまだ材料が出てくると思っていたら、もう材料はそろっていて一瞬で話が繋がってしまったので推理を始めるタイミグを誤ったなという気はします。


②多部未華子さん可愛かった

あんまり飾ってない感じが良かったです。

男性側の意見ですね(^_^;)



③売れないのを音楽性のしたらダメ

売れないことを音楽性のせいにしたらダメです。

絶対ダメです。

大事なことなので2回言いました。

ただ気持ちは分かります。

特にここ5年間くらいは売れている音楽って大体アイドルの曲ばっかりです。女性にしろ男性にしろ。

音楽好きの人に好きな音楽を尋ねて日本の音楽を挙げる人は少ない気がします。

音楽が好きという人の多くがジャズやクラシックや洋楽のロックやR&Bを聴いています。

日本人が日本の音楽を聴かないのは寂しい気がします。


④宗教の難しさ


物語の中でインチキ宗教家が出てきます。

日本ではオウム真理教の事件以来、宗教に対するアレルギーはかなり強くなったと思います。

そういった関係から古くから続いていたお祭りが段々と下火になってきていることには寂しさを感じたりします。

地元にあるお祭りを例にとってみると明治維新の際に命を落とした霊を弔って200メートう程の山に登り、ちょっとした料理が振舞われるといった行事の参加者が年々減っているというのがあります。

こうしたお祭りや行事は政教分離なので、学校で教えることや市から援助を受けることは難しいようです。

宗教を悪用することで多くの人々が傷つくことはあることも事実ですが、こうした地域の文化であり、地域の人々の交流の場であった行事が減っていくのは寂しい気持ちです。

 

⑤そうだ!レコード屋さんに行こう!


劇中に出てくるレコード屋さんが良い味だったなと思います。

私が住んでいる町の商店街にも古い中古CD屋さんがありまして、そこに良く高校時代に通っていたのです。

そのこの店員さんはとても音楽に詳しくて、特にレッドツェッペリンやディープパープルなどに関しては音楽雑誌をかなり読み漁っていたようでとても詳しかったです。

CDに収録されている曲についてという語のではなく、何月何日のライブのあの曲の演奏のはどうだったみたいなことを語るレベルでした。

⑥伊坂幸太郎さんは『ゴールデンスランバー』という小説も書かれててビートルズのファンなんでしょうね。
ビートルズの「ゴールデンスランバー」はアビィロードの最後のメドレーの中の一曲で、最近ポールマッカートニーはライブの最後にそのメドレーを演奏しているようでかなり思い入れはあると思います。

私もこの曲は大好きです。

特に高校時代にアビィロードは100回くらいは聞いたと思います。



⑥確かに、クソみたいな誤訳・意訳って結構ありますよね。

映画で「フィッシュストーリー」 を誤訳していたというシーンがありました。

沢山あり過ぎて例は出しませんが、まだ単純に間違えたというなら理解は出来るのですが、自分のセンスを出そうとして原題からかけ離れるのはやめて欲しいです(^_^;)

 

おわりに
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

今回は映画版の『フィッシュストーリー』を見ましたが今度は原作の方も読んでみたいと思います。

今日はこの辺で(^-^)/