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数字で見る!戦隊ヒーロー入門、視聴率と玩具の売上まとめ

今日は視聴率とグッズの売り上げの観点から戦隊ヒーローを見ていきたいと思います

 

目次

 

 

 

圧倒的な視聴率!ゴレンジャー~ライブマン 放送時間帯が土曜日の19:30、18:00の時代

この世代は放送時間的に視聴率をとるには比較的だったといえるでしょう。

ゴレンジャーの平均視聴率は16.1%と歴代最高です。

この時代の戦隊ヒーロー殆ど平均視聴率が10%以上あります。

例外は、ジャッカー電撃隊だけです。ジャッカー電撃隊の平均視聴率は9.8%とかなり低いです。原因はコミカルだったゴレンジャーに対してシリアスで怖すぎたという点にあるかと思います。麻薬の密売なんて子供置いてぼりですよね(^-^;

土曜日の一番いい時間帯なので期待が強く、視聴率が10.5%だったライブマンを最後に放送時間帯を金曜日の17:30に移すこととなります。

 

ファイブマンの危機とジェットマン ~放送時間、金曜17:30はやはり不利~

金曜日の17:30というのはやはり視聴率がとりにくい時間帯で、ターボレンジャーの7.6%、ファイブマンの6.5%と視聴率はとにかく落ち込んだ。

特にファイブマンの平均視聴率6.5%は深なものでシリーズの打ち切りも視野に入っていたという。裏番組のPTAと戦う高橋留美子原作のアニメ、らんま2分の1の存在も大きかった。

それを救ったがジェットマンだった。ジェットマンは戦隊ヒーロー内部での恋愛というそれまでは禁断のものだったテーマを取り込み、戦うトレンディードラマともいわれました。黒が白を好きで、白は赤が好きで、赤は敵の女幹部が好きで、黄も白が好きってなあ(^-^;

ジュウレンジャー、ダイレンジャーあたりまでは内容面の頑張りで何とかなっていたが、オーレンジャーは平均視聴率4.5%という悲惨な結果に。

金曜日の17:30からというのはやはり子供は習い事にいったり、友達と遊んだりしているので、どう頑張っても視聴率が伸びないので放送時間帯を移すことに。なぜ最初から気づかなかった(^-^;

ジュウレンジャーに関しては玩具売上90億円とこの時代としてはかなりの玩具売上を記録します。また、海外版の戦隊ヒーローであるパワーレンジャーが始まったのもジュウレンジャーからです。ちなみに、恐竜をモチーフとした戦隊ヒーローは軒並み玩具の売り上げがいいようです。アバレンジャーは130億円、キョウリュウジャーは110億円という感じでバンダイは毎年、恐竜モチーフで行きたいハズ(^-^;

 

タイムレンジャーの成功と失敗、平成仮面ライダーの登場 

日曜の7:30というのは子供が比較的チャンネルの決定権を握れることが多く視聴率が高いものが多いようです。

平均視聴率でメガレンジャー6.5%、ギンガマン7.9%、ゴーゴーファイブ6.6%、タイムレンジャー7.1%、と安定して高くなっています。

この中でタイムレンジャーは内容面もかなり面白く、視聴率もよかったのですが、グッズが深刻なほど売れませんでした。総売上64億円、玩具売上42億円、前年比60%という悲惨なもの。これにはこの年から放送が始まった平成仮面ライダーの元祖『仮面ライダークウガ』の影響もあったし、ブイレックスロボの13400円という強気の価格設定も裏目に出た模様です。

タイムレンジャーのロボはデザイン的に格好がいいし、1号機のロボは2種類の合体の仕方があるなどかなり完成度が高いものだと思います。

あと、タイムレンジャーやガオレンジャーあたりから仮面ライダーの影響か、戦隊ヒーローのイケメン化が特に進んだと思います。

ガオレンジャーで掴んだコツ

ガオレンジャーは平均視聴率8.8%と視聴率もよかったのですが、玩具が80億円売れ、落ち込んでいた売上を回復させることに成功しています。

その周辺の戦隊ヒーローの玩具売上はこんな感じです。メガレンジャー48億円、ギンガマン56億円、ゴーゴーファイブ57億円、タイムレンジャー42億円。

ガオレンジャーのロボは動物モチーフで1号機ロボの強化パーツとして2号機ロボがでるというようなそれまでの美学を捨てています。毎週のように新しいロボが出てきますが、強化パーツというより交換パーツとして出てくるようになったのです。右腕のみ交換とか、足だけ交換というような感じです。

兎に角、それまででは考えられないくらいの種類のロボが出てくるようになり、戦隊ヒーローはこの辺で玩具を売るコツを掴んだと言えると思います。

話は視聴率に戻りますが、これ以降ハリケンジャー、アバレンジャー、デカレンジャーマジレンジャーまでは人気が高く平均視聴率7%を維持しています。

アバレンジャーでは玩具の売り上げが大変良く、前述の通り130億円という金字塔7を打ち立てました。

ゲキレンジャー以降の視聴率の低迷、玩具の売上は好調

ゲキレンジャー以降は5%台のものが続きます。そして、ゴーバスターズではそれまでの最低だったオーレンジャーを下回る平均視聴率4.1%をたたきだします。

それ以降は視聴率は回復せず、キョウリュウジャー3.8%トッキュウジャー3.8%、ニンニンジャー3.9%、ジュウオウジャー3.4%、キュウレンジャー3%と悲惨な数字です。

一方で玩具の売り上げ自体は最近ものも昔に比べると良いと言えます。ゲキレンジャーについては玩具の売り上げもイマイチで77億円と振るいませんでしたが、それ以降は玩具の売り上げは好調です。ゴーオンジャー120億円、シンケンジャー105億円、ゴセイジャー92億円、ゴーカイジャー130億円、ゴーバスターズ96億円、キョウリュウジャー110億円と言った感じです。

玩具の売り方が上手くなったことや、親世代のマニアが増えてきて財布のヒモが緩くなったことが要因かなと思います。

リュウソウジャー至っては売り方が本当に露骨です。剣パワーアップパーツアイテム40種類、ロボも14種類のパーツがあり、合体体系は16種類あります。

 視聴率がどれだけ下がっても肝心の玩具の売り上げがよければ良いというような感じになっているのは寂しい気がします。最も、内容面を頑張ってもテレビ離れや少子化のせいで視聴率が取りづらい環境にはあると思います。