世界のねじを巻け!

読んだ本の感想や腸活やダイエットなど健康に関する記事を書いていきたいと思います

【感想・あらすじ・採点】映画『バトル・ロワイヤル』

今日は『バトル・ロワイヤル』のあらすじと感想を書いて行きたいも思います。

 

目次

 

 

 


主な登場人物

 

七原秋也(藤原竜也)

母は家出をし、父親は自殺している。中川典子を守るため武器を手に戦う。

 

中川典子(前田亜季)

七原秋也に好意がある本作のヒロイン。クラスでいじめられていた。

 

川田章吾(山本太郎)

前回のBR法で生き残ったにも関わらず、優勝後、拉致され再びBR法の参加者とされる。

 

桐山和雄(安藤政信)

自らのBR法に志願した参加者で大半の生徒を殺す。

 

 

三村信史(塚本高史)

中学生でありながら、BR法本部にハッキングをかける凄腕。

 

相馬光子(柴咲コウ)

凄い美貌の持ち主であり、クラスメイトをどんどんと殺していくやり手。

 

 

キタノ(ビートたけし)

七原たちの1年生時の担任。このゲームの主催者。


あらすじ

・中学3年の七原秋也らは、修学旅行に向かうバスにいたが、いつの間にか寝ており、起きると首輪が装着されており、キタノと自衛隊員たち囲まれていた。

 

・キタノは、転校生の2人を紹介すると、殺し合いをしてもらうと宣言した。タイムリミットは3日間、首輪は禁止エリアに入ったり、無理に取ったりすると爆発する。キタノに食って掛かった生徒の首輪はキタノはリモコンを向けスイッチを押され、爆発した。

 

・生徒たちは殺し合いを始め、殺し合いをしたくないと考えた者の中には自殺を選んだ者もいた。

 

・七原と中川は、川田に助けられる。川田は3年前のバトルろロワイヤルの生き残りだった。


・三村は、他の生徒二人に協力してもらい、本部を襲撃する準備をしていた。本部のシステムにハッキングし、システムがダウンさせ、システムが復旧するまでの15分間で、本部に島にある材料で作った爆弾を投げ込むという作戦だった。

 

・周到な準備をしていたのに、桐山が乱入し三村らを射殺した。


・残るは桐山と川田、七原、中川の4人になっていた。

 

・桐山と川田の銃撃戦になり、川田が勝ち、桐山は死んだ。


・川田は七原と中川に銃を向け、2発の銃声を響かせた。キタノは自衛隊を撤収させた。

 

・川田は、首輪外し方を知っており、七原と中川が死んだかに思わせるため、銃声を鳴らしていた。


・キタノと中川、七原は対面し、七原は銃を乱射しキタノを殺した。


・七原、中川、川田は、船に乗って島を出た。途中で川田は、息絶えた。

 

・BR法委員会は、七原と中川の2人を指名手配犯とした。

 


感想


①アガサ・クリスティーに感想を聴いてみたい

アガサ・クリスティーの有名な小説に『そして誰もいなくなった』という小説があります。本作と同様、島に閉じ込められた状態でどんどん人が死んでいく小説です。

しかし、根本的な本作との違いは『そして誰もいなくなった』は犯人トリックが分かっておらず、それを推進する小説である点です。

本作は全ての殺人の犯人と手口は分かっています。誰が生き残るかも、主人公とヒロインのいずれかか両方が生き残る点は明確です。

そうするとストーリーを見ながら考える点は、状況は『そして誰もいなくなった』と似ていますが考えるポイントはかなり違っていて、以下の3つになるかと思います。

・どうやって、首輪を外すのか?

・どうやって、島から脱出する船を調達するのか?

・どうやって、キタノを倒すのか?

首輪の外し方と船の調達については、主催者側に提示された方法では流石に面白くないので、「その手があったか!」と思うような手段を期待してしまいます。

「どうやってキタノを倒すのか?」については「映画では凶悪な奴程、自殺する」という法則があるので、あんまり真剣に予想しても案外すんなりいったりするので、深くは考えないようにしていました。

 

②一部に意外性もあったが、がっかり感もあった結末

私は首輪の外し方と島からの脱出に注目してみていたので、三村君たちの作戦には期待していました。そこにもってきて、それを桐山君が皆殺しにして終わらせるという展開はかなり意外性がありました。

そして、結末は首輪の外し方は川田(山本太郎)が知っており、漁船いつの間にか手に入れているというものでした。

何この茶番!」っていうのは、やっぱりちょっと思いました。首輪の外し方の情報を盗み出す過程を楽しみにしていたのに、始めから知っていたという結末には少し残念でいした。

もっとも、川田(山本太郎)は前半に「このゲームの終わらせ方を知っている」というような発言をしていたので、その可能性は考えられました。ただ、その時は結構前半だったので、ゲームの続行自体を妨げる大きい作戦を期待していました。

山本太郎のパワープレーで終わった本作のラストは、自分的に例えると、剣術を極めるストーリーだったのに、最後に零戦が飛んできて爆撃されたような感覚でした。

③最初の方に死んでいった奴の死がなんのヒントにもきっかけにもならない無駄な死というのは浮かばれない

この作品の結末は、「山本太郎が全部知っていた」という点につきます。しかし、自分の期待の中では、これだけ沢山のクラスメイトが死んでいるのですから、誰かしらの人間の死の際に首輪の外し方のヒントや脱走のヒントを得るというような展開があってもいいのかなとも思いました。

特に最初に死んだ親友に関しては後半なんかのヒントになるのかなと思っていたのですが、何もなくて逆に意外でした。最初に死んだ親友の件でちょっと思ったのが、首についてる爆弾が爆発したら、あんな感じで血が出るだけじゃ済まず、首ごと吹っ飛ぶのではないかと思いました。当時の映像技術の限界という感じでしょうか。当時は残虐に見えたシーンも20年経った今見ると、「ああ、こういう感じで撮影してるのかなあ」みたいに、撮影の工程が見えるものが多かったです(^_^;)

 


採点

 

10個の項目ごとに〇は1点、△は0.5点、✕は0点で採点していき、最後に合計します。

 

①時代・場所・世界観に魅力があるか? ・・・〇

クラスで殺し合い系の元祖という感じで斬新な設定だったと思います。


②序盤から主人公たちへの課題は明確か? ・・・〇

首輪を外して脱走するという点で明確です。

 
③序盤において視聴者を引き付けるだけの危機感・謎があるか? ・・・〇

危機感はマックスで煽っています。

 
④ストーリー後半で主人公たちへの課題の変更・追加はあるか? ・・・✕

最初の首輪外しと脱出という点で変更ないです。

 

⑤伏線は回収されているか? ・・・✕

特に無かったように思います。

 

⑥結末に説得力はあるか? ・・・△

前回優勝者が強いというは、説得力があるようだが、期待してい情報を得る過程の描写がごっそり抜ける結果にもなっているので唐突な感じもしました。


⑦結末に意外性はあるか? ・・・△

頑張ってた三村君たちの作戦を桐山が木っ端みじんにするというのは結構自分中では意外性がありました。

しかし、前回も参加していた山本太郎が全てを知っていたという展開はちょっと安直な気がしました。

 
⑧個々のキャラクターやキャラクター同士の関係性に魅力があるか? ・・・✕

クラスメイトの死が謎を解くカギになるような展開があるともっと面白かったように思います。

 

⑨登場人物に心の成長はあるか? ・・・〇 

主人公に成長がありました。


⑩個人的に好きか? ・・・〇

 


計6点



おわりに

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

今は国会で活躍中の山本太郎さんの活躍が目覚ましい作品でした。主演の藤原竜也さんは、主演なのにキタノを殺すシーン以外は何気に見せ場少なかったですね(^_^;)


今日はこの辺で(^-^)/